磨くスキル、間違えていませんか?

今日のテーマは『商売を繁盛させたいなら、磨くスキルを間違えるな』です。

 

僕の前職の同僚で、3年前に会社を辞めて、独立してパン屋を開いた人が2人いました。
 
2人とも、会社では本当に優秀で、会社の成長戦略や営業戦略を立案し、多くの成功を収めていました。
 
そんな2人でしたから、ほぼ同じ時期に会社を辞めたこと、さらにそれぞれパン屋を出店する、と聞いた日にはとてもびっくりしたものです。
 
彼らとも会社を辞める際に、『お互いに頑張ろうな』と会話したのを覚えています。
 
 
 
あれから3年が過ぎました・・・。
 
 
 
彼ら2人とも、パン屋は続けていました。
 
しかし、そこには大きな違いがあったんです。
 
 
 
1人のパン屋は、とても繁盛していました。
 
店内はいつもお客さんで賑わい、売上も右肩上がり。
 
社員も増えて、2号店目を出すという話も聞いています。
 
 
 
もう一方のパン屋は、逆に全く繁盛していませんでした。
 
いつ見てもお客さんはまばら、売上も良くないようです。
 
先日にたまたま会って、話をしましたが
 
『パン屋をたたんで、また仕事を探そうと思ってる・・・』
 
なんて、とても弱気になっていました。
 
 
 
一体何が、この2人に大きな違いを生んでしまったのか?
 
 
 
美味しさ?
 
潰れそうなパン屋で実際にパンを食べてみたら、パンはモチモチとして、とても美味しかったです。
 
お客さんが入らずに潰れそうなお店が提供するパンとは、まったく思えませんでした。
 
 
 
では、立地の違い?
 
それぞれの2店舗は、東京都内の似たような郊外の駅前で、どちらも悪くありません。
 
 
 
なら、一生懸命さ、やる気?
 
どちらも、一生懸命勉強していましたし、やる気に差があるとは思えません。
 
 
 
この2人の違い、それは
 
『磨いているスキルが違う』
 
ということだったんです。
 
 
 
繁盛していないパン屋のオーナーは、それこそパンに関する多くの勉強をしていました。
 
パンに関するセミナーにも多く参加し、美味しいパンをつくる技術に磨きをかけていました。
 
つまり、『職人』として、美味しいパンをつくる研究に没頭していたんです。
 
 
 
繁盛しているパン屋のオーナーは、違いました。
 
自分のことをパン屋の『経営者』だと認識していました。
 
そのため、お店を繁盛させるためには、美味しいパンをつくる研究だけではダメだ、とわかっていました。
 
 
 
パン屋でパンは美味しいのは、当たり前。
 
どうやって、店前の路上を歩く人々をお店に入店させるのか?
 
どうやって、来たお客さんをリピーターにしていくのか?
 
どうやって、今よりも1品でも多く購入してもらえるのか?
 
どうやって、今のお店や販売する商品に付加価値を付けていくのか?
 
 
 
繁盛しているオーナーは、繁盛店になるために必要な集客・売上アップのスキルを磨いていたというわけです。
 
 
 
この2人の違い、分かりましたか?
 
 
 
世の中のお店は、出店して2年もすると半分は潰れてしまう、と言われています。
 
潰れてしまったお店は、味が不味かったんでしょうか?
 
味に自信があるから、お店を開いたはず。
 
お店が潰れる理由は、味よりも、他の要因の方が大きいのです。
 
 
 
一生懸命努力しても、繁盛するために必要な努力の方向を間違えると、将来の明暗を分けてしまう、ということ。
 
 
 
味を極めるために、いわゆる職人として努力すること自体、否定はしません。
 
雇われ職人の立場なら、まったく問題ないんです。
 
でも、経営者の立場なら、大問題です。
 
 
 
職人になるのか、経営者になるのか。
 
この違いを察知できれば、その後の行動は変わってきますし、その先に成功を収めることにつながります。
 
 
 
潰れそうなパン屋のオーナー(元同僚)には、商売繁盛のスキルや方法を少し教えてあげました。
 
例えば、こんな記事についても。
 
 
 
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【ご参考記事】
 

unisiacom.co.jp


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早速いくつか試して、売上もすぐに10%伸ばすことができたようです。
 
目からウロコだと、これから経営者としての勉強をしていくようです・・・。
 
 
 
あなたは、職人になろうとしていませんか?
 
繁盛するための努力、しっかりとできていますか?
 
 
 
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります