あえて予約で混んでいることを見せると何が起きるのか?
今日のテーマは『予約で混んでいるのを見せることで得られる効果』です。
今日は、予約表を上手に使って繁盛しているエステ店のお話です。
初めてのエステ店、あなたならどんな思いになりますか?
多くの方は、大丈夫なのか、騙されないか、など大きな不安を抱えるかと思います。
さらに、いつでも空いているエステ店なら、ラッキー♪とか思うよりも、何か問題あるんじゃないか、大丈夫なのか、と思ってしまいます。
しかし、繁盛している知り合いのエステ店では、そういった初めて客の顧客心理をウマく捉えた工夫をしているんです。
その工夫とは、一日の予約表をあえて店頭で提示する。
初めて客の不安を解消するのに、予約である程度埋まっている状況を見せることで、予約が入っているという安心感を可視化した、というわけです。
さらに言うと、このエステ店の店長は、さらにもう一工夫。
なんと、空欄のある予約表に、あえて知り合いの名前を記載し(嘘の予約ですが)、予約が入っている感を演出しています。
これは、社会的証明という顧客心理を突いた集客方法。
みんなが使っているから、大丈夫なハズだ。
Amazonでの商品購入やぐるなびでの五つ星評価点を参考にするのも同じ。
赤信号、みんなで渡れば怖くない。
悪いことですら、みんながしているなら問題ないか、と思ってしまう。
この社会的証明という方法は、それだけ人を動かす力がある、強力な集客手法だ、ということです。
このエステ店でいえば、予約表に嘘の予約を書いてでも、予約表がある程度埋まっている感を演出し、それをあえて店前に提示する。
入ってみたいけど、不安が勝って入れなかった初めて客は、予約が入っているという安心感から、不安が解消される。
実際に、この方法を取り入れてから、新規の予約が増えていった、ということです。
今では嘘の名前を書かなくても、いつでも予約でイッパイ、大繁盛です。
こんな社会的証明という顧客心理を活用したお店の実例は、色んなところで目にします。
当然、エステだけでなく、飲食店や美容院、整体院、小売店など、すべての業種での集客で活用されています。
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3分で読める参考記事シリーズ
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ロードサイド店なら、駐車場にスタッフの車をあえて道路から見えるように駐車して、お客さまが入っている感を演出してから、オープンを迎える。
路面店でも、外から見えるテーブルに最初のお客さまを誘導する。
どこでも見られる、お店の常識的なこれらの方法も、社会的証明という顧客心理を使った集客の工夫です。
先ほどの予約表をあえて見せる方法も、飲食店の忘年会シーズンで幹事向けに使えますよね。
同じように、美容院や整体院、歯医者などでも使えます。
他には、ぐるなび等のポータルサイトでの評価点をあえて店前で見せる。
リピート率を調べて『おかげさまでリピート率92.4%』などと店頭で提示する。
他にも『おかげさまで、販売累計8000個』
昔、ソニーのプレイステーションでも『やったぜ100万台キャンペーン』とか、ありましたよね。
これも、みんな買ってるから、任天堂じゃなくてプレイステーションを買おうよ、と社会的証明を利用して、買おうか迷っている人の背中を押しているわけです。
顧客の不安を解消し、買いやすく、利用しやすくする工夫。
この社会的証明を使った集客は、昔から非常に強力な集客手法ですので、ぜひ試してみてください。
あなたのお店は、初めてのお客にとって入りづらい商品・サービスを提供していませんか?
顧客の不安を解消する工夫はしていますか?
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。