売れ筋商品を上手に活かして繁盛するためのコツ

今日のテーマは『繁盛店は売れ筋を最大化することで儲かっている』です。
 
 
 
子供たちの春休みも終わり、いよいよ新学期。
 
元気に学校にいくのを見送って、僕も会社に向かいます。
 
春休みの間、家にいるときは毎日、兄弟ケンカでうるさかったんですけど、居ないと静かで、逆に寂しいものです。
 
人間、多少のストレスがあったほうが、生活に潤いができるのかな、とか思う今日この頃。
 
ということで、今日も元気に、メルマガ配信していきますよ!
 
 
 
さて、今日はあるお店の失敗から、繁盛店になれるコツをひとつお話ししようと思います。
 
 
 
僕が過去にコンサルをしていた、ある小売店でのお話しです。
 
そこでは、POSレジを導入していて、何がいくつ売れたのか、すべてデータで取れるようになっていました。
 
毎月、商品ジャンルごとの売れ筋商品を見ることができる環境にあったんです。
 
 
 
でも、このお店は、それだけで何もしていませんでした。
 
『今月は○○が良く売れたな〜』
 
以上、終了です。
 
 
 
売場を見てみると、売れ筋の商品を打ち出すわけでもなく、いつものように新商品を前に出して、終わり。
 
売れ筋を意識した売り場構成や陳列をしていなかったんですね。
 
 
 
これって、ものすごくもったいないことなのは、感覚的にもわかってもらえるかと思います。
 
でも、売れる商品はしっかりと打ち出すべき、ということまではわかっても、具体的にどうすれば売上が最大化するのか、わかりますか?
 
 
 
例えば、新商品や今が旬な商品やメニューがあれば、当然売れ筋商品となって売れ始めます。
 
ボジョレーヌーボー入荷、とすれば、ボジョレーヌーボーは売れるでしょう。
 
そうなれば、売れ筋商品はメインの売場に陳列するなり、陳列棚に入れるにしても、『アイライン』といわれる人の目線の高さに陳列することで、商品を手にしやすい環境に変える必要があります。
 
売れ筋商品なのを知ってもらうために、POPを用意するのもよいでしょう。
 
飲食店や美容院、整体院などでも、メニュー表の順番を入れ替えたり、売れ筋が目立つように変える必要があります。
 
 
 
でも、それだけだと、売れ筋商品だけが売れて終わり。
 
それがもったいないんです。
 
 
 
外食チェーンの大手、すかいらーくでは、メニュー改定は年に2、3回ですが、メニュー表自体の改定はしょっちゅう行っています。
 
例えば、ハンバーガーを食べた人がセットで注文するものは何か、それを調べて、メニュー表に反映させているんです。
 
餃子を注文する人はビールも注文するケースが多いのであれば、餃子とビールを一緒にしたメニュー表に改定したり、セット販売にしてしまう。
 
 
 
TSUTAYAでも、新作スターウォーズが出れば、その棚には全てのスターウォーズ関連のビデオだけでなく、主演の俳優や監督の別の作品まで陳列したり、似たようなSFもののビデオまで陳列しちゃいます。
 
 
 
これらは、売れ筋商品を軸に、どれだけ他の商品にも手を伸ばしてもらうか、ということに注力しているわけです。
 
売れ筋商品と上手に連動させることで、関連商品まで一緒に購入したり、注文してくれるように、働きかける。
 
そうすることで、売上は最大化するのです。
 
 
 
今が旬だったり、新商品だったりという訴求力は少し経てば消えてしまいます。
 
でも、その時には違う商品が旬を迎えていたり、違う新商品が出ているはずです。
 
 
 
売れ筋商品が出た、ということは、その関連商材まで売れてしまうチャンス。
 
だから、売場は常に変化しないといけないんです。
 
 
 
ドラッグストアのマツモトキヨシなんて、1日の営業時間別に売場陳列を変えたりしています。
 
時間ごとに来る客層が違うのであれば、売場も当然のこと、時間ごとに変える必要がある。
 
当たり前と言えばそうですが、その発想と実行力はすごいですね。
 
 
 
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マツモトキヨシやコンビニの事例から、時間帯別の売場で集客する方法をまとめた記事を参考まで紹介します。
 

 

unisiacom.co.jp

 


 
 
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売れ筋商品がわかれば、それを前面に打ち出す。
 
そして、関連商品をどれだけ一緒に買ってもらえるのか、売場やメニュー表を工夫する。
 
繁盛店は、売れ筋商品がもつ本質的な価値をよくわかっています。
 
 
 
あなたは、売れ筋商品を上手に活かして、売上を最大化する工夫をしていますか?
 
 
 
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。