なぜ季節の変わり目を間違えると繁盛できないのか?
今日のテーマは『季節の変わり目は先取りするのが大事』です。
季節の変わり目は集客のチャンスです。
そして繁盛店と言われるお店は、具体的に季節の変わり目をしっかりと集客に結びつけて商売をしています。
例えば、コンビニのおでんが一番売れる時期は真冬ではありません。
最も売れるのは、実は10月なんです。
気温が変わり始めて、季節の変化を感じ始めた時期に、一番売上のピークが先んじて来る、ということ。
つまり、季節の変わり目が季節商材の売上のピークになる、ということです。
日本は特に四季を大事にします。
そして、季節を感じるものには、人は財布の紐が緩みがちになるんです。
寒くなりはじめたら鍋を食べたくなるし、イチゴが一番甘くなる旬の時期になったと聞いたらイチゴが食べたくなってしまう。
あなたも身に覚え、ありませんか?
人は季節の変わり目を体感できることに対して、お金をかけること自体には、さほどストレスを感じず、むしろその機会を逃すことのほうにストレスを感じてしまいます。
そしてお店の視点で言えば、この季節の変わり目での対応で、繁盛店とそうでないお店の差がはっきりと出てしまいます。
売上が伸びないお店は・・・
・季節の変わり目を意識しない商品構成、メニュー内容のまま。
・寒くなってから、冬商品の売場やメニューを用意する(夏も同じ)。
・そもそも売場から季節を感じることができない。
売場で季節を感じる旬な商品や季節メニューがないのは、ダメ絶対!
これだと、季節商材の販売機会をつくれないばかりか、次回来店のきっかけもつくれません。
繁盛店がしていることは・・・
・おススメ商品やこれから旬になるメニューをしっかりと訴求している。
・季節商材や旬なメニューは、販売開始1ヶ月前には販売予告をしている。
・季節の変わり目になる1、2ヶ月前から季節商材や季節メニューを売り始める。
おでんで言えば、10月にピークだからと10月に売り始めるのではなく、8月下旬には9月からの販売を予告し、9月の頭には売場で展開するようにする。
新生活応援キャンペーンは4月ではなく、1月から売場展開していく。
アパレル系の店舗でも、真夏の時期から秋ものを売り始めるし、春には夏物を売り始めますよね。
大事なことは、季節の変わり目のピークを意識して、いつから企画し、いつから売場に投入していくのか。
寒くなってから冬モノを出し始めるなど、季節に突入してから考えていては、ピークを逃してしまいます。
慌てないように、場当たり的に考えるのではなく、年間計画を立てていくことをおススメします。
あなたは、季節の変わり目を意識した商売で、しっかりと集客できていますか?
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。