お客さんが自然に来店してしまうハガキとは?
今日のテーマは『繁盛店がやっているお礼ハガキの意味と書き方』です。
先日利用した整体院から、お礼のハガキが来ました。
お礼ハガキを送るお店、最近本当に増えてきましたね。
でも、その整体院からのお礼ハガキ。
感謝の気持ちよりも、売りこみのメッセージが多くて、ゲンナリ。
正直これでは効果は半減しちゃうし、もったいないことです・・・。
そこで今日は、なぜお礼ハガキがリピーター集客に有効なのか?
そしてお礼ハガキに入れるべき内容、入れちゃいけない内容をお話ししていきます。
まず、なぜお礼ハガキが有効なのか。
人の記憶を科学的に実証した、有名な理論で忘却曲線というのがあります。
それによると、人は一生懸命に覚えたことですら1日後には67%忘れてしまい、6日後には75%忘れてしまいます。
せっかくお店に来てもらっても、1週間もすればその記憶も『きっかけ』が無い限り、忘れ去られてしまうんです。
『人間は忘れる動物である』
自分にもに身に覚え、ありません?
でも、その後に復習すれば、記憶は定着していきます。
できれば翌日、遅くとも1週間以内に思い出させる『きっかけ』があれば、お店を利用した記憶は残りやすくなります。
お礼ハガキは、名前の通りで、来店してくれたお客さんにお礼の気持ちを伝えるためのものです。
お礼を言われて嬉しくないお客さん、見たことないですよね。
そして、お礼ハガキの本質は、お礼という感謝の気持ちを伝えながら、記憶に定着させていくために行うことにあります。
そうすることで、お客さんの感情を刺激し、その後リピーターになってもらいやすくなるんですね。
そして感謝の気持ちが伝わる最適なタイミングとしては、来店したその日のうちにハガキを送るべき。
遅くとも3日以内にはお礼ハガキを送らないと、逆に感謝の気持ちが伝わらず、効果は半減しちゃいます。
そして、このお礼ハガキに入れるべき内容は
『まずは来店に対する感謝の一言』
さらに
『人間味のある、親近感のある一言』
人は人間味を感じると、その人に親近感を覚えてしまう生き物です。
なので、前回来店した際にしていた会話などを振り返るようなものを入れると、それだけでグッと心の距離が近づきます。
『教えてもらったペットサロン、さっそく行ってみようと思います。』
『海外出張、いかがでしたか?』
大事なのは、人間味をいかに醸し出すか。
そのため、定型文が印字された印刷ハガキをただ単に送るのは、効果が半減以下になるNGパターン。
感謝の言葉と人間味のある一言、そしてお客さんの住所と名前は手書きで書くべきです。
カスタマイズ感がなければダメということです。
そして『お店の売りこみ、セール情報』は絶対にNG。
これ、本当に多くの方が間違えてしまいがちで、逆効果でしかありません。
セール情報を入れた瞬間、そこに感謝の気持ちを伝えるパワーは激減し、ただの売りこみハガキとして捨てられるのがオチ。
お礼ハガキに売りこみ情報、ダメ絶対!
まだ、あなたのお店がお礼ハガキを実施していないのなら、まず試してみましょう。
お客さんのリピート利用が増えて、その後定着していくのが、目に見えるようにわかるようになります。
感謝&人間味のある一言を手書きにしたお礼ハガキを来店したその日に送る。
特に、整体院やマッサージ店、エステサロン、美容院、ペットサロンなど、顧客カルテを作成するような店舗はお客さんの情報を取得しているのですから、おすすめの集客施策です。
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。