繁盛店の看板メニューにするための表現テクニックとは?
今日のテーマは『繁盛店の看板メニューを成功させるための表現方法』です。
前回、看板メニューの成功パターンについてお話しました。
看板メニューはお店のブランドにもなり、優秀な営業マンとして、勝手に集客し続けてくれること。
看板メニューには『わかりやすいインパクト』がなければいけないこと。
でも、せっかくの看板メニューも表現を間違えると、お客さんの感情を動かすことができません。
今日は看板メニューがしっかりと集客するために必要な表現方法について、お話ししていきます。
看板メニューとしてインパクトを出すためには、それなりの演出と表現が必要となります。
大きさでインパクトを与える場合。
例えば、焼肉屋で大きなデカハラミを看板メニューにするなら、その大きさをしっかりと演出、表現してあげないと、インパクトは弱くなります。
ただ、デカハラミというメニュー名にするよりも、『はみ出るハラミ』というメニュー名にしてあげる。
ハラミがロースターからはみ出てしまう状況をいかにイメージできるか、それを写真や動画で映像化できるか。
当然メニュー表にも“はみ出るカルビ”の分厚い大きな肉が、ロースターからはみ出て焼かれている写真を使うべきです。
他にも、はみ出る天丼であれば、どんぶりからエビ天が大きくはみ出ている表現となっているか。
もしエビ天の大きさや、はみ出ている感を演出したいなら、丼を少し小さめにする工夫もアリです。
逆に、間違ってもお頭や尻尾を無くして提供してしまうようなことは、デカメニューとしてはするべきではありません。
通常使用しない材料でインパクトを与える場合。
例えば、サーロインステーキで使用するA5ランクの牛肉をカツにして出す『牛カツ』。
この場合、カツなのにサーロイン牛肉だという意外性、そして旨そうな牛肉のイメージを演出する必要があります。
盛り付け方は、通常のロースかつとは違い、サーロイン牛肉の赤身、そして肉汁をめい一杯表現するために、赤身の断面を見せることが重要です。
そうすることで、ステーキで食べるような肉汁たっぷりのレアで赤身の牛肉感を表現しながら、カツとして揚げた意外性と合わせることができるわけです。
看板メニューのインパクトは、お客さんにしっかりとその魅力を伝えることができなければ、ただの独りよがりで終わってしまいます。
いかにそのインパクトを伝えることができるか。
ネーミングは?
メニューのコピー(説明文)は?
提供方法は?
メニュー表の写真は?
あなたのお店の看板メニューは、その魅力をしっかりと演出・表現できていますか?
看板メニューがいまいち評価されていないのなら、前回メルマガの『インパクト』、そして今回の『表現方法』を見直してみてください。
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。