サービスのつもりが顧客離反の理由に?

今日のテーマは『サービスはオプション化するべき』です。

 

友達に、焼酎の種類が多いから、と連れてこられた居酒屋での話です。
 
焼酎の水割りをオーダーした友達が
 
『お兄さん、焼酎濃い目にしてくれる?』
 
すると店員は笑顔で『喜んで!』
 
 
 
でもメニュー表を見ると、焼酎濃い目というオプションはありません。
 
単に店員が無料サービスで対応してくれたわけです。
 
 
 
でも周囲をよく見ると、焼酎を飲んでいる他のお客さんは『エッ!?』という表情をしています。
 
そりゃそうです、言ったもん勝ちか、と不満に感じているのでしょうから。
 
 
 
『お客さんに喜んでもらうため』と、要望されたお客さんだけに無料サービスを提供するのは、他のお客さんの不満を招き、顧客満足度を落とす要因となってしまいます。
 
せっかくだから、と行っていたサービスが客離れを起こすのでは、本末転倒です。
 
お店のこだわりサービスとして、濃い目を無料でサービス提供するということなら、メニュー表にその旨を記載して、誰もが受けられるサービスにするのが商売の基本です。
 
 
 
しかし、その濃い目にした焼酎にも原価がかかっていることも忘れてはいけません。
 
この場合、顧客満足度を高めながら、売上げもアップする方法があります。
 
 
 
それは
 
『焼酎濃い目をオプションメニューにしてしまう』
 
 
 
つまり、『焼酎濃い目 +100円』をメニュー表に表示する、ということ。
 
お客さんが濃い目が欲しいという要望に対して、対応できることを喜んでもらえる。
 
それでいて、お金も貰えてしまう。
 
 
 
お客さんもオプションメニュー化されていれば、堂々と気兼ねなく注文できるし、要望を満たせるので顧客満足度は上がります。
 
ちなみに、焼酎濃い目+100円オプションは、『どうせ同じ100円なら』と単価の高い焼酎を注文する人が増えることで、さらに単価を上げる効果も期待できるでしょう。
 
 
 
美容院なら
 
シャンプー5分追加オプション。
 
高級リンス使用オプション。
 
 
 
マッサージ店なら
 
肩もみ5分オプション。
 
 
 
飲食店なら
 
ごはんチョイ盛りオプション。
 
等々。
 
 
 
まずは、お店のなかでお客さんが抱いている要望を調べてみることからはじめましょう。
 
 
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単価を上げるのは、比較的カンタンです。
 
以前他の記事でもご紹介していますよ。
 
 
参考記事:面白いように売れる“魔法のフレーズ”

unisiacom.co.jp


 
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あなたのお店で、お客さんからの要望で、オプション化できそうなものはありますか?
 
お客さんに喜ばれながら、売上げアップできるのですから、ぜひ試してみてください。
 
 
 
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。