今日のテーマは『香りやにおいを集客に活用する方法』です。
 
 
 
店舗集客する上で、五感を上手に活用しよう、というお話は過去に何度かしてきました。
 
五感とは、目・耳・舌・鼻・皮膚を通して生じる五つの感覚のことで、具体的には視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のことです。
 
人はこの5感を通して、情報を入手します。
 
 
 
しかし、世にある多くのお店が発信している情報(内外装、メニュー表、チラシ、ホームページなど)は、カッコいいデザインやイメージを重視しています。
 
そこには、カッコいいという視覚のみを訴求しているので、当然伝わる情報は『カッコいいお店だな』となり、それだけでは『行ってみよう』にはならないわけです。
 
 
 
例えば飲食店であれば、肉厚で肉汁がこぼれそうなステーキの断面写真(視覚)、実際に肉を焼く際の『ジュ~』という音(聴覚)、外はカリカリで中がジューシーで柔らかい肉の表現(触覚)、にんにくの焦げた匂い(嗅覚)など。
 
実際の味(味覚)以外にも多くの情報があることで、『食べてみたい』と思ってもらえます。
 
 
 
5感を刺激する顧客アプローチは、来店率を大きく上げてくれますし、客単価の向上にも活用できる方法。
 
飲食店に限らず、全ての業種業態に共通する方法です。
 
 
 
実際にコンサルしているレストランから、先日こんなことを言われました。
 
『五感のうち、嗅覚が店前の通行者を一番集客できる方法だと、実際にやってみて思いました。』
 
 
 
実際に嗅覚を利用して集客している飲食店はとても多いですね。
 
焼肉屋なんて、肉の焼けた美味しそうな匂いで通行人の食欲を誘っている代表格です。
 
逆に肉の匂いが全く漏れない焼肉屋は魅力を訴求しづらく、集客に苦労してしまいます。
 
 
 
有名なところでは、スターバックスのようなコーヒーチェーン店も、コーヒーを淹れた香しい匂いを集客に活用しています。
 
パン屋も焼きたてのパンの香りを集客に活用していますね。
 
 
 
さらに香りや匂いが集客に有効なのは 『記憶してもらえる』 ということ。
 
 
お店の前を通行してその香りを嗅いだだけで、『また食べてみたい、利用してもたい』と思ってもらえる。
 
しかもお店の前を通行する度に。
 
 
これほど嗅覚に訴えることは、強力な集客方法となり得るのです。
 
エステやリフレクソロジーなら、アロマの香りを。
 
エスニック系のお店なら、エスニックをイメージできるお香を。
 
ハワイアンのお店なら、海をイメージできる香りを。
 
 
お店の利用者へ、同じ香りのサンクスレターを入れるのも、お店の印象を強く残してくれるのに役立ちます。
 
 
 
普段はスマホを見ながら歩いている人たちも、香ばしい匂いで思わず顔を上げてしまう。
香りに釣られて、店舗に入ってくる人も多いはずです。
 
記憶させ、集客に結びつけやすい『嗅覚』を使った方法。
 
ぜひ活用してみてください。

 

 

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繁盛しているパン屋の集客力アップの仕掛けをまとめた過去のブログ記事です。
 ご参考まで。
 

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