メーカーは店舗には期待していない?
今日のテーマは『ネーミングをつかったメーカーのPOP戦略』です。
少し前から、スーパーやコンビニでは、やたらと長いネーミングの商品が増えてきました。
有名なところでは
『じっくりコトコト煮込んだスープ』
『辛そうで辛くない少し辛いラー油』
食材に限らず、長いネーミングの商品が多くなってきたように思います。
なんでこのような傾向になってきたのか、知っていましたか?
消費者が店頭で購買を決定する割合は86%と言われています。
つまり、ほとんどの人は実際に買い物をしているタイミングで『この商品を買おう、買ってみよう』と決める、ということ。
当然そのなかには、衝動的に買ってみよう、という人も多くいるでしょう。
しかし、売場では必ずしもそういった顧客心理を意識した陳列にはなっていません。
例えばコーンスープという商品名だけだと、そのスープの特徴や付加価値がわからず、買ってみようという意識にはならないですよね。
また他のコーンスープと同じ陳列棚に入ってしまうと、あとはメーカーの好みや販売価格でしか、メーカーは勝負ができない。
つまり、お店がしっかりとしたPOP展開や打ち出しをしてくれない状況を打破するために、メーカーが商品名でこだわりを入れ始めた。
商品名=POP
のような打ち出しをし始めた、ということです。
商品名そのものがPOP機能をもち、自分自身で広告をしている。
逆に言えば、店舗でしっかり訴求できれば売れるのに、協力してくれないからメーカー自身でPOP訴求をし始めている、ということ。
消費者の86.5%が店頭で購買を決定している、という顧客の購買心理。
お店にとっては『売場』ですが、お客さんにとっては『購買の意思決定の場』なんです。
お店は、店内での訴求を高めることができれば、もっと売ることができるはず。
一度顧客視点で売場を見てみましょう。
商品名やジャンルでしか売っていない売場だったら・・・今すぐ訴求力のある売場にする必要があります。
次回は、具体的に店内POPで何を書けばいいのか、その方法についてお話していきます。
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。
あなたのお店は、必ず今よりも繁盛できます!
PS
最近ではコンビニのプライベートブランド商品でも同じ傾向です。
『厚切りポテト 石垣の塩味』
『えびの風味豊かなふんわり揚げ』
商品の売りがなんなのか、はっきりしていますね。
売上アップに関するヒントが沢山あります!!
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