ビックカメラの双眼鏡売場がすごかった

今日のテーマは『ビックカメラで見つけた商品を売るためのアイデア』です。
 
 
 
先日、ビックカメラ有楽町店にふと訪れた際、双眼鏡売場でとても素晴らしいPOP展開があったので、今日は商売繁盛のヒントとしてご紹介したいと思います。
 
 
 
そもそも双眼鏡を購入する理由なんて、バードウォッチングかコンサート・スポーツ観戦くらいしかないですよね。
 
実際に双眼鏡自体、何倍で見れるかというズーム機能がメインの機能になるのですが、それだけでどの双眼鏡を購入すべきか、商品を選択するのはとても難しいのではないでしょうか。
 
なぜなら、自分にとって必要な機能がどのレベルなのか、ピンと来ないから。
 
顧客が知りたいのは、自分が直面するシーンに、どの双眼鏡が適しているのか、ということ。
 
 
 
そこで、ビックカメラ有楽町店の双眼鏡売場で見つけたのが、主要なコンサートホール別に、どの席なら何倍の倍率が必要なのか、施設内の席ごとに書いてある大型のPOP。
 
東京ドームならアリーナ席なら8倍、1階スタンド席なら10倍、2階スタンド席なら12倍の倍率が最適だと、東京ドームの席ごとに色分け表示されていました。
 
有楽町のビックカメラを利用する顧客をターゲットにしていますので、都心の主な施設(横浜アリーナ、武道館、新横浜国際競技場など)ごとに、おススメのズーム倍率が席別に色分け表示されています。
 
なんでも、コンサートなどでアーティストの表情を見るのに、ふさわしい倍率というのがあるみたいです。
 
 
 
そして、その横には『JUJU 7/1(土) さいたまスーパーアリーナ』など、会場ごとに主なアーティストのライブスケジュールも記載されています。
 
 
 
これらに共通しているのは、商品の機能や説明など、売りつけの情報が一切ないこと。
 
あるのは、お客さんが知りたいコンテンツだけ、という点です。
 
でも、好きなアーティストのコンサートのチケットを既に買っている人にとっては、せっかくの体験をより良いものにしたいと思うわけで、こんなコンテンツがあれば思わず双眼鏡を購入したくなる、というもの。
 
 
 
大事なのは、機能を説明するのではなく、よりよい体験にするための提案。
 
売りつけるための情報ではなくて、求められるコンテンツが商品を購入したい感情を刺激させるのです。
 
 
 
商売では、お店側の論理ではなく、お客さんの論理で考えるべき、とあらためて考えさせられた事例でした。
 
どの商売でも参考になる商売繁盛の思考です。
 
あなたのお店にも、お客さん視点のコンテンツがあるのなら、ぜひPOPにして売場に出してみてください。
 
売りつけ情報がない、ということがミソですよ。

 

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