イベントを活用していますか?
今日のテーマは『理由なき特典を繰り返すと痛い目に』です。
僕には小学校3年生の双子と中学校1年生の計3人の息子がいるのですが、5歳くらいからずっとサッカーをやっています。
最近、試合でも良いプレーができるようになって、少し自信をもって普段のサッカー練習にも取り組むようになってきました。
自信が出てくると、勝手に自主練をし始めたりして、サッカーボールに触る時間が確実に増えてきました。
やっぱり、人間は自信を持つことで、モチベーションって上がるもんなんだな、とか息子を見ながら実感している今日この頃です。
成果があがらないと、自信が持てなくなる。
自信が無いから、モチベーションも上がらなくなる。
仕事でも一緒ですね。
さて、今日はあるお店がクーポン施策で成果が上がらず、自信も無くなり、モチベーションも維持できず、困った状態で相談にきた話をしようと思います。
このお店、既存のお客さまがお会計を済ませた際に、リピートを促す目的のクーポンを渡していました。
しかし、最初の3ヶ月は高い効果があったものの、その後少しづつ効果が低くなり、1年が経つ頃には最初の半分の効果しか生めなくなっていました。
『西脇さん、何が問題なのかさっぱりわからないんです。もうクーポン辞めようかと・・・』
そこで何が問題なのか、中身を見させてもらったら、その理由はとても明快でした。
それは、『同じターゲットにいつも同じ特典の施策をうち続けたから』
最初にクーポンをもらったお客さんは、特典内容が購買意欲を刺激する内容であれば、積極的に利用してくれるでしょう。
しかし、次に来店した時もまったく同じクーポンを貰ったら、どう思うでしょうか?
僕なら『なんだ、いつでも貰えるのか』と思いますね。
いつでも貰えるクーポンは、ただの値引きでしかありません。
つまり、有難みが無くなってしまい、効果もだんだんと無くなってしまいます。
ではどうするべきか?
答えは『理由と期限を設けること』
例えば、創業祭だから3日間限り500円引き、だとか、9月18日は敬老の日だから60歳以上ポイント10倍、とか。
夜中の通販番組でも、『10000セット販売を記念して特別価格○○円、この番組終了後30分以内の方に限り』とかよく見ませんか。
理由と期限を設けることで、その施策は限定的になるため、訴求力のあるものとなります。
ちなみに期限は短ければ短いほど、その人の『今買わないと』という感情への引き金を引くことに成功するでしょう。
その都度理由を考えながら施策を用意するのも良いのですが、できればこれをもっと簡単にしたいですよね。
僕がおすすめするのは、年間カレンダーを事前に作成し、イベントを各月に落し込んでしまう、という方法。
飲食店なら、10月はおせち先行販売特別クーポンとか、12月は忘年会幹事向けクーポンとか。
あらかじめ年間のイベントスケジュールを決めておいて、それを理由にした施策を用意してしまえばいいんです。
そして効果があった施策は来年の同じ時期にそのまま展開する。
効果が薄ければ、その理由を検証して、改善が見込めるようであれば、対策をうった上で来年も再展開する。
効果が期待できないようなら、施策内容そのものを変えて展開する。
一度用意できてしまえば、後は毎年事前に用意した『理由と期限を設けた』施策をうち続けるだけ。
難しいことなんて、全然ありません。
同じ特典で同じ施策をただ繰り返すのは、お店の価値を落してしまいます。
今いちど、展開している施策に『理由と期限』があるのか、見直してみてはいかがでしょうか。
あなたのお店は、必ず今よりも繁盛できます!
PS
ちなみに、同じ施策でも効果を生み続けることができる方法がひとつだけあります。
それは『新規客だけに行う施策』。
これなら、最初に来店した時に『初めて利用頂いた記念に』とか理由をつけてしまえば、同じ施策を延々に継続することができます。
なぜなら、そのクーポンを貰った人は、既に新規客では無いため、もう2度と同じクーポンを手に入れることができないのですから。
そんな『新規客だけにクーポン等を発券できる仕組み』が誰でもカンタンに手に入ることをご存じでしょうか?。
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