業界常識で売上アップの可能性にブレーキをかけてしまう実例

今日のテーマは『業界常識の思い込みが売上アップを阻害していませんか?』です。


先日、ある美容院から売上アップを相談され、実際にお店を見に行った時のことです。
 
そこで、お店のデータや実際の状態をいろいろと調べていくうちに、売上を阻害している要因のいくつかは、単なる『業界常識による思い込み』に起因するものだということがわかりました。
 
 
 
例えば、営業時間は20時閉店ですが、店前を見る限り閉店時間も、彼らがターゲットとしている30代のOLが大勢歩いています。
 
なぜ、営業時間が20時までなのかを確認すると
 
『近くの美容院も20時で閉店しているから』
 
 
 
あなたのお店がターゲットとするお客様が誰なのか。
 
そんなターゲットとするお客様の行動心理を察するに、営業時間は何時までが望ましいのか。
 
このような顧客視点の思考で営業時間は捉えるべきですし、なによりもお店のルールは自分で決めるものです。
 
決して、他の店舗、もっといえば業界常識に左右されるものではありません。
 
 
 
その美容院は周辺に勤務している30代OLをターゲットとしていました。
 
20時までの営業時間とすると、少なくとも19時30分には来店する必要があり、逆算すると19時過ぎには会社を出ないと、美容院に行けない周辺環境にある、ということです。
 
そこで実際に周辺でターゲット層が一番帰宅する時間帯を調べたところ、なんと19時30分から20時の間に多くいることがわかりました。
 
つまり、20時閉店では『美容院に行きたくても行けない環境』をつくっていたことになります。
 
 
 
これは定休日にも同じことが言えました。
 
この美容院の定休日は火曜日。
 
理由は、『美容院は一般常識として火曜日定休』だから。
 
 
 
ちなみに、この火曜定休日の美容院業界の常識は関東に限定したものであり、関西では月曜日です。
 
美容院の定休日とは、そもそも第2次世界大戦の戦時中、電力不足により電気の供給を停止する日が設けられていたためであり、その節電目的の供給停止が地域ごとに曜日が違うことから、関東と関西で曜日も違うことに起因しています。
 
これが美容院による、いわゆる業界常識であり、そんなの現代のお客様からすれば、まさに『知らんがな!』という話ですよね。
 
 
 
考えて欲しいんです。
 
お客様のニーズがすぐそこにあり、それを他のお店がつくったルールや業界の常識という制約によって、阻害していた場合。
 
その阻害を外した先には、競合のいない、いわゆるブルーオーシャンといわれる『美味しい市場』があることを。
 
 
 
今、大企業といわれる企業はそんな常識を壊して、大きく成長してきました。
 
ヤマダ電機は、当時はメーカー主体の店舗(ナショナルのお店のような)が中心でメーカーの発言力が強い環境だったときに、どのメーカーの家電も扱う顧客ファーストのお店をつくって、成長してきました。
 
家具のニトリは、家具問屋が仕切っていた時代に、SPA、つまり『家具の製造・販売をすべて自社で連結して行う』ことで、間に入っている権利者を省き、低価格に転換することで、成長してきました。
 
それぞれ、当時の業界ではありえない常識をぶち壊して、今があるわけです。
 
逆に、当時業界常識に囚われていた街の家電屋さんや家具屋さんは、今ではほとんど残っていないでしょう。
 
 
 
ヤマダ電機にもニトリにも言えることは、成長過程では業界からの強いプレッシャーがあったものの、それをやり遂げたこと。
 
何よりも、やり遂げた先にあるのは、常に『お客様にとって、それが最善だから』という明確な顧客ファーストの視点。
 
 
 
今、あなたのお店の成長を阻害している要因が、周辺店舗の決めたルールや業界の常識に起因するものであるなら、今一度見直してみるべきです。
 
大事なのはいつでも顧客ファーストの視点、つまり顧客第一主義です。
 
ターゲットとする見込み客様の不満やニーズこそが、行動を決めるものであるべきです。



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