お店のオープンは宣伝してはいけない?

最近、知り合いのお店がオープンしたので、オープン初日に遊びに行きました。

店内に案内されて席に着いたところ、お客さんはオープン初日に関わらず、とてもまばら・・・。

しかし、僕はこれをみて 『さすがだな』 と思いました。



このお店のオーナーは、過去にも多くの出店を成功させてきた店舗経営のエクスパートです。

そして、彼の他の店舗のオープンもだいたいこんな感じですが、1ヶ月もすると客であふれるお店になってしまいます。

なぜそうなるのか、わかりますか?



お店を新規で出店するオーナーにとって、オープン当初は一番不安な時期といえます。

『お客さんが来てくれるだろうか、不安だな・・・』

そこで多くのオーナーがやってしまう失敗が 『お店のオープンを派手に広告宣伝ししてしまう』 これなんです。

これを読んだ人のなかには、『えっ!? 何言っているの? 宣伝するのは当たり前でしょ』 と思う方もいるかと思います。

しかし何度でも言います。オープン初日を宣伝することは、大間違いです。



オープン当初は、いかに準備をしても、いかに問題を予測して対策を練っていたとしても、必ずサービスに不手際が発生してしまいます。

マニュアルがあったとしても、お客さまはマニュアル通りには動かないし、店員も慣れていないのでマニュアル通りに動くことも難しいでしょう。

そんな脆弱な体制のなか、多くの新規のお客さんが来てしまうことは、サービスでがっかりしてしまい、本来のお店の魅力を理解することなく帰ってしまう人達を大量発生させてしまうことにもなりかねません。

しかも、そんなお客さんが他のところで 『あの店良くないよ』 と口コミを広げられたら、そのダメージはしばらく続くことになります。



つまり、お店の体制をしっかりと整えて、オペレーションも問題なくできる状況になってから、集客を行うことが大事。

先に集客してから体制を整えるのは、多くの見込み客を失客させてしまう自殺行為といえます。



ちなみに、レンタルビデオのTSUTAYAでは、オープンの1ヶ月くらい前から徹底してスタッフ研修を行ったうえで、まずプレオープンを行います。

プレオープンでは一切宣伝告知もせず、オープン日も知らせず、静かにオープンさせます。

そこで研修だけでは理解できないことや想定していないトラブルの対応を身に付けたり、オペレーションをしっかりと磨いたり、販売される商品ジャンルを見ながら在庫調整を行います。

そして5日後くらいに、連続的に大宣伝してグランドオープンを迎え、大量のお客さまを迎え入れるのです。



店舗の経営では、集客施策も順番があることを理解してください。

商売繁盛させている人にとっては、この順番の重要性を理解して実践することは当たり前のことなんです。
 
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。
あなたのお店は、必ず今よりも繁盛できます!
 
西脇 紀克

 

 

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