テイクアウトで選ばれるメニューの考え方

今日のテーマは『テイクアウト型で考えるべき商品特性』です。
 
 
 
家での晩酌用におつまみを購入するのに、仕事帰りに駅前スーパーに立ち寄ることが多いのですが、売場を見ると市場の動きが良くわかってきます。
 
特に感じるのが、お惣菜売場の繁盛っぷり。
 
10年前と比べて、ビールを片手にお惣菜を手にするサラリーマンが本当に多いこと!
 
実際にお惣菜売場も年々拡大してますし、家呑み市場が拡大していることを実感します。
 
 
 
今日はここから、テイクアウトで選ばれやすいメニューや考え方をご紹介したいと思います。
 
 
 
スーパーのお惣菜コーナーの売れ筋で、何か気付くこと、ありませんか?
 
天ぷら、フライ、お寿司、焼き鳥・・・
 
これらの共通点、それは
 
 
 
『普段馴染みはあるけど、家ではつくりたくない料理』
 
 
 
揚げ物料理なんて、昔は家で揚げるのが当たり前でしたが、最近では家でつくる人がめっきりと減ってます。
 
天ぷらやフライなど、油は飛び跳ねてキッチンが汚れたり、油の処理が面倒くさいですしね。
 
 
 
調べてみると、東京ガスが行った調査でも・・・
 
週1回以上揚げ物を食べる人は68%、揚げ物が好きだと答えた人も66%。
 
なのに週1回以上揚げ物調理をするのは34%だけで、滅多に揚げ物調理は家ではしないという結果に・・・。
 
 
 
食べたいけど、家ではつくりたくない、そんな商品がお惣菜では人気なんです。
 
テイクアウト型で選ばれやすい商品も実は同じ。
 
 
 
大事なのは、馴染みがある親しまれた商品である、ということ。
 
テイクアウトでは、専門性の高い特殊なメニューよりも、このような商品の方が好まれやすいです。
 
 
 
最近では、唐揚げ専門店とかも増えてきてますね。
 
大手外食チェーン店の参入も話題になってますし。
 
 
 
このように、消費者視点で考えると、繁盛のヒントはスーパーの売場からも見つかるものです。
 
商売のネタは結構周りにゴロゴロしています。
 
もし今のお店でテイクアウトも考えているのであれば、参考にしてみてください。
 
 
 
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。
 

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※飲食店にとっては、メニュー開発とメニュー見直しは非常に重要な集客のカギであり、経営改善のためには欠かせないものです。
気を付けるべきポイントなどを網羅して、わかりやすくブログ記事でも紹介しています。

参考まで。

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こんな場合は2号店を出店するな

今日のテーマは『2号店を出店して失敗するパターン』です。
 
 
 
近々に動画を撮影する予定があり、最近はカロリー控えめの食事をする毎日。
 
コンビニでも売られている『おでん』、実はローカロリーな食べ物なのを知ってます?
 
4、5品食べても300カロリー以下、大根なんてたったの10キロカロリー程度。
 
さすがに毎日昼食はおでんばかりで飽きてきましたので、オススメのローカロリーな食べ物ありましたら、教えて下さい!
 
今日も2分で読めて、でも内容はしっかりハイカロリーな内容で、メルマガを配信していきます。
 
 
 
1号店目が好調だと、2号店目をすぐにでも出したい、と考えるのが経営者。
 
でも、2号店目を焦って失敗するパターン、実はものすごく多いんです。
 
 
 
まず絶対にやってはいけない出店、ひとつめは
 
『1号店目とまったく関係のない業態での出店』
 
 
 
せっかく1号店目で得ることができた成功のパターンや仕組みを横展開することができないのは、まったく未知の新規事業を新たに立ち上げるのと同じ。
 
具体的には、違う客層、違う市場、違うノウハウ、違う商品やサービスで勝負するのは、事業としてリスクが高すぎます。
 
1号店目で成功した強みを理解し、それを同じような条件で行える環境(エリアや立地)で横展開するべき。
 
つまり1号店目の分析をしっかりとすることが、何よりも先だということです。
 
 
 
絶対にやってはいけない出店、ふたつめは
 
『人が育っていないのに出店』
 
 
 
人が育っていない状態で2号店目を出店してしまうと、人材が2つのお店に分散されてしまい、1号店目も含めて共倒れになってしまうリスクがあります。
 
集客と売上を安定して成長させるためには、人の教育が非常に重要。
 
2号店目を任せられる、そんな人材を育ててから、2号店目は考えないと、本当に痛い目にあってしまいますよ。
 
 
 
僕がよく使う言葉で『商売人人価』という繁盛店になるための手順があります。
 
 
 
繁盛店になりたいのなら
 

(商) 顧客が欲しい商品を用意する
(売) 顧客が満足する売場にする
(人) 人(従業員)を教育する
(人) 人を集める、集客する
(価) 適正な価格を決める

 
 
 
この手順で商売を進めていくと、商売は安定すると言われています。
 
人を教育する、ということは、集客したり価格を安くするより、優先度が高いアクションなんです。
 

 

 

絶対にやってはいけない出店、最後は
 
『1号店目からあまりにも離れたところで出店する』
 
 
 
チェーン展開をするメリットには、人やモノなどの店舗資産を活かせる、というのがあります。
 
2号店目があまりにも離れていると、何かあった時にすぐに駆けつけたり、対応することができません。
 
また経営者の目が届かなくなる、というリスクもあるでしょう。
 
2号店目はできるなら、利用できる交通手段で30分で到着できる範囲が望ましいです。
 
 
 
2号店目を出して事業を拡大する。
 
経営者なら誰もが憧れる成功への道です。
 
しかし2号店目の失敗で事業が傾いてしまっては意味がありません。
 
 
 
まずは1号店目がなぜ成功したのか、しっかりと分析すること。
 
 
 
よくあるのは、分析する上で、1号店目の足りない部分が見つかって、さらにお店が繁盛できた、というパターン。
 
実は現状のお店を改善することのほうが、2号店目を出店するよりも、投資がかからない分、経営効率が高かったりするのです。
 
2号店目を考える前に、まずは現状のお店で改善できることがないか、考えてみるのもおススメですよ。
 
 
 
少なくとも・・・
 
『たまたま良い物件が出たから、2号店目を急ごう』など、物件ありきで2号店目を考えないことです。
 
物件などの外的要因ではなく、なぜ1号店目が成功したのか、その成功できる仕組みを理解することのほうが、その後の事業成長にとって、よっぽど重要なんです。
 
 
 ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。
 

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※コンビニ・飲食店・美容室・整体院など、店舗の出店を検討している方向けに、立地選びで失敗しないための立地条件、商圏の考え方について、5つのステップでわかりやすくまとめ、ブログ記事で紹介しています。

参考まで。

 

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ホームランとヒット、どちらがお店には良い?

今日のテーマは『お店を繁盛させるのに、一発逆転の大技は必要か?』です。
 
 
 
最近急に寒くなってきましたね。
 
まわりには、人より体が大きい(太っている)分だけ寒くないはずだ、と良く言われますが、太っていようが寒いものは寒いんです。
 
寒いからと着こんでしまうと、見た目がドラえもんみたいになってしまうし、困ったものです。
 
痩せなくちゃいけない、と思いつつ今日もメルマガを配信していきます。
 
 
 
以前にあるお店の店長から、集客するのに一発逆転の大ヒットを狙っているんだ、と熱く語られたことがありました。
 
彼が何をしようとしていたかは忘れましたが、お金と時間をかけて、全てをかけるような一発逆転系の施策だったように記憶しています。
 
 
 
でも、僕はそのような考え方が危険だと、忠告しました。
 
大きな成果を上げるのに、一発大逆転系の考え方は良くないことだと。
 
 
 
大きな成果はひとつの行動からではなく、多くのアイデアと多くの行動により生まれる、というのが僕の基本的な考え方です。
 
 
 
つまり、一発大逆転のホームランを狙って大振りするのではなく、小さなヒットをたくさん打って積上げたほうが良い。
 
そのためには、効果が期待できるアイデアを全て実行し、それを検証しながら、その効果をより高めていくことが大事。
 
 
 
行動すること自体はとても良いことです。
 
行動することでしか結果は得られませんから。
 
でも一つの行動に全てをかけるのはリスクが伴います。
 
 
 
多くの行動をまずは試してみて、効果が検証できたものをより精度を上げていく。
 
そのような行動を増やすことで、結果として合わさることで、大きな成果を上げていくのが望ましいと考えます。
 
 
 
なので、一発大技を決めるような行動ではなく、大量の行動がとても大事になります。
 
大量の行動と大量の検証作業、そして大量の改善作業。
 
カンタンに言っていますが、実はとても面倒くさいし、大変なことです。
 
 
 
だからこそ、そこに意味があります。
 
面倒くさくて大変だからこそ、他のお店や競合は大量行動は起こそうとはしません。
 
他がやらないから、それをやることで、より高い効果を生むことができるわけです。
 
 
 
あなたが、もしも一発逆転の大技に時間とお金をかけようとしているのなら、今回の内容を考えてみてください。
 
よくある起業家の成功事例のように、常にホームランを狙うのはドラマテックな展開になるかもしれませんが、ヒットを積み重ねることのほうが、事業は確実に成功していきます。

 

 

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電話がかかってこないのは、店名のせい?

今日のテーマは『お店に電話がかかってこない理由』です。
 
 
突然ですが・・・・
あなたはお店を開業した時に、店名をどのようにして決めましたか?
 
お洒落な言葉や、個人的に気に入っているフレーズなど、自分の好きな店名にしたいと思いますよね。
 
しかし、それが見込み客が電話をするのを思い迷わせている要因になっているかもしれません。
 
 
 
アメリカである実験が行われました。
 
 
 
先生が学生を面談に呼び出します。
 
その際に学生に、助手に電話をかけてほしい、と3人の助手の名前と電話番号がかかれたメモを手渡します。
 
 
 
その3人の名前は
 
robert(ロバート)
anastasia(アナスタージア)
tontorzlakovv(トンドルズラトコフ)
 
なんでもトンドルズラトコフはギリシャ人のようです。
 
 
 
そして学生は誰に電話をかけたのか?
 
結果はロバートが72%、アナスタージアが24%、そしてトンドルズラトコフはたったの4%。
 
 
 
アメリカ人にとって、読みやすく馴染みのあるロバートという名前の人に電話が集中し、読みづらい名前は敬遠された、という実験でした。
 
 
 
この実験結果から、お店に役立てること、それは
 
『わかりづらい店名だと思われただけで、敬遠されてしまうリスクがある』
 
ということ。
 
 
 
特にこのパターンで多いのは美容院やリフレクソロジーエステサロンなど。
 
たしかに店名が場末のスナックのような『マッサージ みち子』だったら、僕でも行きたいとは思いません。
 
 
 
でも、あなたが肩こりをなんとかしたい、としたときに
 
『Epaule』
 
『自由が丘整体院』
 
という2店舗があったら、どちらに予約の電話をかけたいと思いますか?
 
 
 
見込み客は、少しでも疑問やストレスがあると、それだけで敬遠してしまいます。
 
Epauleなんて名前、なんて読んだらわからないですよね。
 
 
 
人は頭の中で音読して、それを記憶しようとします。
 
記憶した後に、行動に移そうとするのです。
 
 
 
つまり、記憶できない(記憶しづらい)店名は、行動に移しづらい・選ばれにくい、ということ。
 
 
 
お洒落な店づくり、コンセプトを伝えるために、店名もお洒落にするのは良くあることです。
 
でも見込み客にとって、それが何屋かわからなくなる、というリスクもそこにあることを理解しておくべきです。
 
 
 
既にお店があって、店名が日本語ではないのなら、カナを横に付けるだけでも、改善できます。
 
先ほどの例でいえば、Epaule(レポール)とか。
 
 
 
店名は自分の想いを伝える方法かもしれませんが、一番大事なのはお客さんにわかってもらうこと。
 
もし店名がパッとみてわかりづらいのなら、参考にしてみてください。
 
 
 
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。
 
あなたのお店は、必ず今よりも繁盛できます!
 
 
 
 
PS
 
ちなみに、これは店名だけでなく、メニュー名でも同じことがいえます。
 
以前立ち寄ったイタリア料理屋で、メニューがすべてイタリア語で書かれていたことがありました。
 
結局、すぐにわかったアラビアータとハウスワインだけを注文。
 
本当はもっと注文したかったのに、面倒くさくなったんですね。



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※メニュー名を考えるうえで必要なコンセプト設計やネーミング、口コミを意識した訴求方法について、ステップに分けてわかりやすくブログ
記事でも紹介しています。

参考まで。

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繁盛店に変えてしまう接触頻度の重要性

今日のテーマは『お店を繁盛店にしたいなら、顧客との接触頻度を重視しよう』です。
 
 
 
 
 よく、コンサルをしていて相談されることが多いのが
 
『お客さんが少ないので、なんとかしたい』
 
というもの。
 
 
 
厳密には、お客さんが少ないという状況も2つあります。
 
 
 
ひとつは、元々少ない、というもの。
 
この場合は、そもそもお店のコンセプトに問題があったり、立地環境に問題があったりするケースが多いので、根本的に商売の方法を変えていく必要があります。
 
 
 
そしてもうひとつは、元々いたけど減ってきている、というもの。
 
相談される内容で圧倒的に多いのは、このパターンです。
 
 
 
今日は、このお客さんが減ってきている問題について、お話していきます。
 
 
 
そもそも、お客さんが減ってきている理由はなんでしょうか?
 
 
 
お客さんに飽きられてしまったから?
 
サービスに不満があったから?
 
それとも、他のお店に行くようになったから?
 
 
 
過去、何度か離反してしまったお客さんにアンケートを取ったことがあるのですが、これらは決定的な離反理由ではありませんでした。
 
では、離反した理由はなんなのか。
 
 
 
それは
 
『気が付いたら行かなくなっていた』
 
 
 
お客さんはなんの悪意もなく、ただ行かなくなってしまった。
 
忘れられてしまった、つまりは、お客さんとの関係性が築けていなかったことに原因があったのです。
 
 
 
それなら、改善策はカンタンです。
 
お得意様、常連客を中心とした既存客とのコミュニケーションを増やすことです。
 
 
 
来店されている際には、接客を通じて、直接コミュニケーションを取ることができます。
 
心のこもった、さらにスタッフの人間的な一面を見せるような接客をすることができれば、そのお客さんとは深い関係性を築くことができるようになります。
 
繁盛している飲食店はカウンターから埋まっていく、とよく言われますが、ここに理由があるということです。
 
 
 
では、既に来なくなってしまったお客さんには、どうすれば良いのか。
 
この場合は、ダイレクトメールやSNS、メールを通して、コミュニケーションを取るようにしましょう。
 
それも一度ではなく、何度も継続的・定期的に行うことが重要。
 
 
 
SNSなどで言えば、基本毎日発信するようにするべきです。
 
これらでお客さんとの接触頻度を増やすことで、少しづつお客さんの離反を抑え、逆に新規客のリピーター化によって、お客さんは増えていきます。
 
 
 
人の心理をまとめた法則で、有名なものに
 
『単純接触効果の法則』
 
というものがあります。
 
 
 
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人間は全く面識のない相手には冷たく接し攻撃的になるものの、その後顔を合わせる回数を増えるごとに好意が増していく。
 
また、人間的な一面を見たときに一層強く相手に好意を持つようになる。
 
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いままで面識のない人々とコミュニケーションを取るのは、カンタンなことではありません。
 
でも、既にお店を利用している既存のお客さんとのコミュニケーションでは、冷たく接しられることもないはずです。
 
その接触頻度を増やすことで、少しづつお客さんの警戒心は薄れ、好意も増えていきます。
 
そのコミュニケーションも、セール情報やキャンペーン情報の告知のような、ビジネスライクなものではなく、スタッフや店長の人間的な一面(キャラクター)が見えるような情報を発信していく。
 
 
 
これらは改善策としては、とてもカンタン。
 
でも、継続的にモチベーションを切らさずに行い続けることが大変。
 
いかにその作業を日常化することができるか、がカギとなります。
 
 
 
継続することができれば、おのずと結果も変わってくるはずです。
 
 
 
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。
 
あなたのお店は、必ず今よりも繁盛できます!

 

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このブログ記事でも、集客テクニックの方法を紹介しています。
参考まで。

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顧客を絞ったら顧客は増える?

今日のテーマは『お客さんを絞ればお客さんは集まるのは、本当か?』です。
 
 
 
 僕には息子が3人いるんですが、せっかくの日曜日、外食することになりました。
 
外食が決まると、3人がそれぞれの主張(ケンカ)が始まります。
 
『お寿司食べたい』
『餃子がいい』
『クリスマスはチキン~!!』
 
そこで、全部そろっているファミレスにしようとすると、
 
『そんなの中途半端で美味しそうじゃないから、イヤだ!!』
 
 
 
結局は、じゃんけんで決めて、鳥の唐揚げ専門店に行くことになりました・・・。
 
今日のメルマガは、こんな日常の光景とちょっとだけ関係するお話です。
 
 
 
『お客さんを絞ったら、買ってくれる人も減ってしまうんじゃないですか?』
 
僕がコンサル時にターゲットを絞ろうとすると、よく言われる言葉です。
 
 
 
普通に考えると、お客さんを絞っているわけで、買ってくれる人数自体も減ってしまうように思えますよね。
 
でも、そもそもなんでターゲットを絞らないといけないのか?
 
 
 
例えば整形外科ではなく、『ニキビ専門の整形外科』とする。
 
するとニキビに悩んでいる人がこのメッセージを見たら
 
『これは私のことだ』
 
と自分のための商品として感じてもらえます。
 
 
 
さらに言えば
 
『大人のニキビ専門の整形外科』
 
としてしまえば、ターゲットをさらにフォーカスすることになり、より強いメッセージになるわけです。
 
 
 
大事なのは
 
『ターゲットにとって、そのお店でなければいけない状況をどれだけ作れるか』
 
 
 
唐揚げが食べたい人は、一般的な定食屋の唐揚げよりも、唐揚げ専門店のほうが、グッと惹かれませんか?
 
最近は、餃子専門店、チャーハン専門店、など、いろいろと出てきてますよね。
 
 
 
ラーメン屋も、昔は中華料理店の1メニューだったのが、ラーメン専門店ができて、今では家系ラーメン、魚介系塩ラーメン等々、ラーメンのなかでも、さらに特化されて、より専門的なお店も出てます。
 
ターゲットを絞ることで、より魅力的なお店になって、より集客ができるようになる、というわけです。
 
 
 
そこで、最初にあった質問に戻ります。
 
質問は、ターゲットを絞ることで、客数自体が減ってしまうじゃないか、ということでした。
 
 
 
答えは
 
ターゲットを絞ることで減ってしまう客数よりも、絞った結果独占できるお客さんの方が多ければ、それが正解、ということです。
 
 
 
市場がなければ、当然売上は立ちませんから。
 
ターゲットを絞って、そこに独占できる十分な市場があることが重要です。
 
 
 
お客さんがどんな悩みを抱えているのか、どんなニーズがあるのか、まずはそのリサーチから。
 
そして同じように悩む人・求める人がお店の周囲にたくさんいるようなら、それを解決できるドンピシャのメッセージを発信する。
 
 
 
あなたはどんなお客さんに絞っていきますか?
 
 
 
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。
 
あなたのお店は、必ず今よりも繁盛できます!
 
 

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ハズハズ病から脱却しよう

今日のテーマは『知っているハズはお店の思い込み』です。
 
 
 
最近お付き合いのあるレストランがあるのですが、それがなかなかお客が集まらない。
 
料理も内装もこだわりがあって、しっかりとしていそうなんですが、肝心のお客だけがいない、そんな感じでした。
 
 
 
そこで、商圏に対し、お店をどのように訴求しているのか、確認してみると
 
『6ヵ月前にチラシも撒いたし、認知はされているハズです』
 
こんな答えが返ってきました・・・。
 
 
 
みんなが知っているはず、というのは、お店の都合でしかありません。
 
地域の人々にとっては、お店のことなんて実はほとんど知られていない、という現実に気付くべきです。
 
 
 
昔からあるお店だから、地域の人々には知ってもらえているハズ。
 
料理も自信あるし、良い料理さえ作れば、わかってもらえるハズ。
 
技術やサービスさえ良ければ、そのうち来てもらえるハズ。
 
 
 
そんなことは、お店の都合で考えているだけ。
 
お客さまにとっては、お店のことなんて、生活のいろいろな出来事の中のほんの一部のことであって、意識なんてしてくれるはずもないんです。
 
ましてや、料理のこだわりや施術のスキルなんて、エスパーでない限り、発信しなければ知ってもらえるわけがありません。
 
 
 
典型的な『ハズハズ病』、すぐに処方する必要があります。
 
 
 
例えば、商店街で空き家になった物件を見て
 
『この物件に以前あったお店、なんだったっけ?』
 
なんて思うこと、ありませんか?
 
お店の存在なんて、地域の人々にとっては、そんなもんなんです。
 
 
 
それは、地域の人々をターゲットとする、新規のお客さんだけの話ではありません。
 
お店にとって大事なリピーターも同じです。
 
 
 
あるお店で行ったアンケートで、半年来なくなった元優良顧客に来店しなくなった理由を調査したことがあります。
 
すると、来なくなった理由でダントツ1位だったのは
 
『お店のことを単に忘れていた』
 
 
 
心理学者のヘルマン・エビングハウスによると、
 
人は覚えたことでも、1日経つと74%忘れてしまう、と言われています。
 
1ヶ月なら、実に79%も忘れてしまう。
 
 
 
人は意識していても忘れてしまう生き物なんです。
 
意識すらしていなければ、覚えてもらうことなんでムリな話なんです。
 
 
 
では、どうするべきなのか?
 
答えは『リマインドをし続けて、教え続けること』
 
 
 
通りを歩いている人々に、ここにこんなお店があるよ、と情報を発信し続ける。
 
店前だけでなく、見込み客が多くいるエリアや通行する場所でも、情報を発信し続ける。
 
 
 
既存のお客さんには、お店の新しいメニューやキャンペーンを発信し続ける。
 
店長の独り言のような情報でも良いので、SNS等を通してパーソナルな情報でお客さんとコミュニケーションをとり続ける。
 
来なくなったお客さんに、またお会いしたいですDMを発送する。
 
 
 
飲食店ではオープンしてたった3年で、70%のお店が閉店してしまいます。
 
これは飲食店だけではなく、整体院や美容院など、どのお店でも同じような傾向にある事実です。
 
 
 
では、彼らは良い料理、良いサービス、良い施術をしてこなかったのでしょうか?
 
そんなことはありませんよね。
 
 
 
一番の問題は、お店の存在に気付いてもらえなかった、ということ。
 
気付いてもらえても、その後忘れらちゃった、ということ。
 
 
 
知っているハズ、わかってくれるハズは通用しません。
 
相手は人、そもそも忘れやすい生き物なんですから。
 
 
 
発信し続けることで、リマインドを常に意識して、集客に取り組んでみましょう。
 
 
 
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。
 
あなたのお店は、必ず今よりも繁盛できます!


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※リピートすなわち、再来店してくれる顧客を増やすために、具体的に何を考えて集客行動すれば良いのか、ブログ記事でも紹介しています。
参考まで。

 

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